更新日: 2020/11/27
再発させないクラミジア結膜炎の治療方法。治療期間や、症状・検査方法を紹介しています。
クラミジア結膜炎はクラミジア菌から感染し、感染すると長期的な治療が必要になる結膜炎です。
まぶたの腫れや目の痛みなどを引き起こし、症状が悪化すると日常生活に支障をきたします。
特に女性の方は放置すると不妊症や流産の恐れがあるので、早期治療が大事になります。
ここでは、クラミジア結膜炎の治療方法や原因、感染しない・させないための注意点などを紹介しています。
この記事の目次
クラミジア結膜炎の原因
クラミジア結膜炎はクラミジア・トラコマチスという病原体が原因で感染します。
日本では性器クラミジアから感染することが多いですが、稀に衛生状態が悪いことで引き起こるトラコーマと呼ばれる2種類のタイプがあります。
クラミジア結膜炎の感染経路としては、以下のような可能性があります。
性器クラミジア感染者の分泌液が手や指・タオルなどによって、目や目の周辺に触れることで発症します。
そのため、基本的には利き手側の目に発症することが多くなります。
しかし、最近ではノドや鼻から感染して利き手の反対の目や両目に発症するケースもあるようです。
クラミジア結膜炎の症状
クラミジア結膜炎の潜伏期間は5~12日間と言われ、発症すると以下のような症状が現れます。
初期症状では、はやり目(流行性結膜炎)と呼ばれる結膜炎に間違えられることが多い。
クラミジア結膜炎はまぶたの裏のブツブツ(濾胞)が炎症を起こすことで、充血や目の痛み・痒みを伴います。
症状が長くなれば慢性化する可能性もあり、特に女性の方で出産を望んでいる場合などは放置せず早期治療を行いましょう。
※「出産を望んでいる場合」には、クラミジア結膜炎を放置することで女性に起こる症状をまとめています。
>>出産を望んでいる場合に関する記事はこちら
クラミジア結膜炎の治療方法
ここでは、クラミジア結膜炎の治療方法について説明しています。
クラミジア結膜炎は長期的な治療が必要であり、数ヵ月に渡って継続して行います。
クラミジア結膜炎は眼軟膏や点眼薬、内服薬によって治療を行います。
初期状態のクラミジア菌は細胞内に取り込まれているため、抗生剤の効果がありません。
そのため、眼軟膏・点眼薬でクラミジア菌を網状態にした後に、抗生剤でクラミジア菌を消滅します。
クラミジア結膜炎は長期的な治療になりますが、完治しないと再発する可能性もあるのできちんと治療を行いましょう。
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クラミジア結膜炎の検査方法
クラミジア結膜炎の検査は眼科で行います。
検査の方法は、主に「抗原検査」と「細菌検査」の2種類があります。
料金は病院・クリニックによって異なりますが、診察料などを含め3,000~5,000円ほどの料金がかかります。
治療の注意点
クラミジア結膜炎は症状が長引くと慢性化する可能性のある結膜炎です。
そのため、早期治療が大切になりますが、他にもいくつか注意すべき点があります。
ここでは、クラミジア結膜炎の治療の注意点について説明しています。
再発率が高い
クラミジア結膜炎は再発率の高く、原因菌を完全に消滅させないと再発してしまう可能性があります。
そのため、病院から処方された薬などは必ず全て服用するようにしてください。
再発防止のためや病院に行けない場合などは、個人輸入代行サイトで通販できる「クラビット点眼薬」などで対処することをオススメします。
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クラミジアも同時に治療する
クラミジア結膜炎の治療を行う場合は、同時に性器クラミジアの治療も行いましょう。
クラミジア結膜炎に感染する原因のほとんどは性器クラミジアからの感染なので、性器クラミジアの治療を行わないと再感染してしまう可能性があります。
クラミジア結膜炎に感染している場合は、性器クラミジアにも高い確率で感染しているので、クラミジア検査も必ず行いましょう。
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パートナーの検査・治療も行う
クラミジア結膜炎の原因菌であるクラミジア菌は、感染力が強くピンポン感染する可能性があるので、必ずパートナーも一緒に治療しましょう。
ピンポン感染を避けるためにも、お互いが完治したことを確かめてから性行為を行ってください。
ピンポン感染…お互いに菌を移しあうこと。パートナーが完治しても自身が完治してない場合は再感染してしまう恐れがある。
出産を望んでいる場合
クラミジア結膜炎は、放置すると慢性化するだけでなく不妊症や流産などの原因にもなります。
そのため、症状を悪化させないように早期の治療が大切になります。
クラミジア結膜炎の可能性がある場合は、以下のクラミジア結膜炎の症状を参考にしてください。
>>クラミジア結膜炎の症状に関する記事はこちら